▼6月例会(第423回)は「近江の国語実践研究会」(草津市まちづくりセンター)への参加。研究主題は「主体的・対話的な国語の学習を支える教材研究・学習指導のあり方」。

▼教材研究では「もうすぐ雨に」(3年・光村)を西村嘉人さん(高宮小)、「大造じいさんとがん」(5年・光村)を蜂屋正雄さん(矢倉小)が、まとめでは「笑うから楽しい」(6年・光村)を吉永が行った。

▼教材研究では、@教材の全文を黙読する。音読をする。A教材を読むことからえた感想をもとに、読みの視点を見つけて教材を読む。B題名や繰り返し出てくる語や文、および主題について。C登場人物と出来事の関わり、人物の関係や変容などから文章の構成を文図として表す。これらのことをペアやグループ学習を通して学び合った。

▼「大造じいさんとがん」では「知り合いのかりゅうどにさそわれて、わたしはいのししがりに出かけました」から始まり、大きな丸太がパチパチと燃え上がる「山家のろばたを想像しながら、この読み物をお読みください」で結ぶ初めの文の意味を考えた。

▼「笑うから楽しい」では、題名と内容の関わりから、「楽しい」から「笑う」という考えを「体の動き」と「心の動き」の関係から説明している事柄を通して筆者の意図を考えて、脳や血液温度を等の事例の役割や説明効果について考えた。

▼巻頭には、渡部理恵子先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)