▼4月例会(第422回)は、平成29年度の研究課題の「『主体的・対話的で深い学び』の授業の創造」を設定し研究計画を協議。更に、新しい学習指導要領の学習をした。

▼現行の学習指導要領と比べ大きく変わったのは、「目標」と「内容」。これは、現在の学校教育が、これからの社会で通じるかという問いと学校現場における学力格差の課題に答えようとしたからである。「何が書いているか」から言葉と言葉の関係や意味、働きに着目して「どう表現されているか」を大事にして「言葉による見方・考え方」を本質的な意義にしている。

▼新しい学習指導要領の目標は、@日常生活に必要な国語について、その特質を理解し適切に使う(知識及び技能)、A日常生活における人との関わりの中で伝え合う力を高め、思考力や想像力を養う(思考力・判断力・表現力等)、B言葉がもつよさを認識するとともに、言語活動を養い、国語の大切さを自覚し、国語を尊重してその能力の向上を図る態度を養う(学びに向かう力・人間性等)に注目して学習をした。

▼語彙の系統化・情報の扱い、考えの形成・言語活動例の整理をしながら、「どのように学ぶか」を大事にした授業の充実をめざしたい。

▼巻頭には、土居正博先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)