▼12月例会(第418回)は、「第1回全国国語実践研究会群馬大会」(高崎ワシントンホテルプラザ)に参加。昨年の「『新しい国語実践』の研究会」滋賀大会をうけて、新しい組織として生まれ変わった会。精神は「実践国語研究会」から始まる40年の歴史を受け継いだものです。

▼大会主題「『生きる力を支える言葉』を育む国語の授業の実践」のもと、研究を深めました。研究課題は5つ。@教科の枠を越えて、学んだことが他の教科に活かせる転移力のある学びを目指す授業、A学習内容と学び方が身に付く学びを目指す授業、B基礎・基本を身に付けるアクティブ・ラーニング型の授業、C自ら学び・考え課題を解決する子どもを育てる授業、Dパフォーマンス評価による授業について。読むこと・書くこと・話す聞くこと。読むことまたは伝統的の分科会で、提案をもとに指導助言をもとに内容を深めました。

▼講演は佐藤浩一先生(群馬大)から、心理学の面から研究課題について指導を頂き、更に9の分科会ではファシリテーターのもとに提案や講演について話し合い、深く考える機会になりました。

▼12月21日、中央教育審議会が学習指導要領の方向を示す答申をした。読解力、言語活動、読書、語彙等、国語科にかかわる内容が示されている。その期にあって、新しい研究会が生まれたのは意義深いことです。

▼巻頭には、坂下先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)