▼10月例会(第416回)は「第1回近江の国語実践研究会」(滋賀大学大津サテライトプラザ)で開催をした。「国語学習に進んで取り組んでほしい」「みんなで学び合う学級にしたい」という気持ちを授業でどのように実現するかについて考える機会にしたいというのが趣旨である。研究会テーマ「アクティブ・ラーニングと国語の授業づくり」で実践提案と協議・講演で内容を深めた。

▼研究協議の提案は谷口さん(滋賀附属小)、司会進行は飯沼さん(菩提寺北小)、助言は伊庭さん(木戸小)。「この本おすすめ!職人のすごさ教えますー千年の釘にいどむ」(光村5年)本を勧める活動を軸にしたキャッチコピーや話し合いを主な学習活動にした単元構成であった。特に、授業までの段取りにゆきとどいた配慮があり、単元を始める前にすでに意識も高まっていたところに注目したい提案であった。

▼講演は関西大学初等部西勝巳先生。講演テーマは「主体的な学習者が育つ国語の授業づくり」で、日常の授業において教師が配慮すべきことについてワークショップを取り入れ、実践課題についてお話をして下さった。

▼「研究会に学ぶ」を吉永が行った。アクティブ・ラーニングに関わることと国語の授業づくりについて、提案や講演から学ぶことについてまとめをおこなった。

▼巻頭には、小瀧真里先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)