▼3月例会(第408回)の提案は弓削さん(京女大附属小)。研究教材は「ずうっと、ずっと、大すきだよ」(1年・光村)。

▼単元「1年1組お話の森をつくろう」を設定。図書館の利用、読み語り、好きな本の紹介などの活動を織り込んだ実践。目標は、
○読みたい本を選び好きなところを見つけながら読むことができる
○読んだ本についてカードに書いたり、書かれたものを読んで、感想を伝えたりすることができる。

▼実践の概要は次の通り。
@本を選ぶ。図書館へ行き、絵本の中から読みたい本を1冊選ぶ。選んだ本と選んだ理由についてペアの友だちに話す。
A教材「ずうっと、ずっと、大すきだよ」を先生と一緒に読み、登場人物を見つける。また、好きなところや面白かったところを見つける。ペアや全体で交流する。(選んだ本でも同じ活動をする)
B「お話の木」カードに書く内容を決める。「りんごカード」に感想を書き「お話の木」カードを貼る。友達のカード読み、「読んだよ」シール」を貼る。

▼研究協議では、実践の成果と課題について考えた。特に「りんごカード」のように、書いたものを読み合う活動や指導について課題が生まれた。読んでほしい気持ちを書かせる場合、1年生として配慮事項についても考えた。

▼巻頭には、若山義和さんから玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)