▼1月例会(第407 回)提案 は北島さん(志津小)。「読書生活につながる読むことの指導のあり方」、研究教材は「ヒロシマのうた」(東書6年)。

▼提案趣旨は、より充実した読書生活をおくるためのきっかけになること、戦争と平和をテーマとした物語を複数読むこと。中心となる言語活動を「読書会を開く」とした。目標は、比べながらグループで話し合い自分の考えを深めたり広げたりすること。

▼読書会では、話し合いの前に音読、先生の解説を聞く、自分の考えを書く、話し合いをする、学習の振り返りを書くという「北島スタイル」であった。意図するところは、教材の読み、読書会経験、グループの話し合いで、考えを深めることであった。

▼研究協議では、読書会で話題になったことや振り返りの中で成長がどのように見られたのか等が話題になった。特に、先生の解説を聞くことと読書会の目的ついて様々な考えを出し合った。特に、読書生活につながるということでは、学級の実態と教材の内容をつなぐ教師の解説の新しさや課題について深めた。テーマの「戦争と平和」では、社会科の学習と広島への修学旅行と関連させ、現在、話題になっているカリキュラム・マネジメントについて考え合った。

▼巻頭には、川辺一雅さんから、玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)