▼11月例会(第405回)の提案は弓削さん(京女大附属小)。「1年1組おはなしの森をつくろう」(光村1下)。背景として、次のような学校全体の読書指導・読書習慣の育成である。

▼学校のとり組みとして、@1学期から毎週1時間図書館で読書指導を続け図書館に親しみを持っている。A1年生には2学期から図書館の本を自主的に貸し出しをする。B行事の前や日常的に、絵本の読み聞かせを行っている。C親子読書や読書のあゆみ、読書ビンゴなど楽しい読書の環境作りを通して読書への意欲を高めるように読書週間が充実もしている。

▼弓削さんの提案は、実践の報告でなく実践プランである。本を選ぼう・本を読もう・「おはなしの木」のカードを作ろうという段階での学習である。結果は「おはなしの森」で完成となる。教材「ずうっと、ずっと、大すきだよ」の指導をどうするかについては「すきなところやおもしろかったところ」を見つけ書くというプランである。感想の交流も予定している。

▼協議では、「学習の手引き」に示された事柄を吟味したり、教材の価値について考えを広げたり、読書指導の方法について考えたりと多岐にわたった。本が好きでない子が本を好きになる指導をめぐって協議を深めた。

▼巻頭には、佐々木晃先生から、玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)