▼9月例会(第403回)の提案者は飯沼さん(菩提寺北小)。研究教材は「すがたをかえる大豆」(光村3下)。教材内容を、@筆者、A説明の仕方、B学習活動について分析し提案した。

▼@筆者、国枝衛さんは「ダイズやイネの研究している」という紹介がある。ダイズ大好きの人が説明をしている、「ダイズと大豆」の使い分けや「大豆が味もよく、畑の肉といわれるくらいたくさんの栄養を含んでいる」という説明がわかってくる。A文章は「はじめ・中・終わり」で構成している。中では「昔から色々手をくわえておいしく食べるくふうをしてきました」という具体的な説明が読み手の興味関心を高める。B単元を貫く学習活動は「変身○○BOOKを作ろう」を設定した。

▼協議では「大豆は硬い」と「そのままでは食べにくく、消化もよくない」ということを要にした。「硬い」「そのまま」をどのようにするかという観点で考えた。「やわらかくする」「粉にする」「栄養を取り出す」「小さな生物の力をかりる」というような考え方が学べる教材であることがわかってきた。「ビフォー・アフター」という視点を持つなど多彩な考えが生まれた。BOOKから絵や写真の必要性や効果にも言及し、さらに、育てたい力を明確にした授業についても協議を深めた。

▼巻頭には、新名主先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)