▼4月例会(第398回)の提案は北川さん(城南小)。研究教材は「ゆるやかにつながるインターネット」(光村5年)。

▼研究主題は「意見を述べた文章を読み、自分の課題解決に生かす」。単元目標は「目的や意図に応じて書く事柄を収集し、自分の考えが伝わるように文章を書くことができる」である。

▼学習過程の全体は、リーフレットを作るために次の構成を考える。
(1) 題名は「○○インターネット」。○○には自分の考えが入る。
(2) 構成は5項目。インターネットのよい点と注意が必要な点。インターネットでのコミュニケーションと実際に会う場面でのコミュニケーションの似ているところ、違うところ。インターネットを使い、どのような人とつながりたいか。インターネットという道具をどのように使うことが社会のためになることなのか。インターネットについて皆に知らせたいこと。

▼リーフレットと作るという学習目的を通して、文章を要約している学習活動がよく分かる実践であった。単元を貫く言語活動と位置づけ、「日頃書かない子がしっかり学習をした」という言葉が印象に残った。

▼「さざなみ国語教室」は34年目を迎える。気持ちも新たに研究交流を深めたい。

▼巻頭には、高丸もと子氏から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)