ぼくの手、わたしの手 〜世界に一つだけの手の詩を書こう〜
好 光 幹 雄

T さて、みんなの手は、世界に幾つありますか?右手は一つ、左手も一つ。世界に一つだけしかない大切な手だね!他の誰かの手と交換できない大切な手です。では、そんな大切な手でみんなは何をしますか? どんなことができますか? 何をするのが好きですか? どんなことをしたいですか?
C 字を書く手。
 バスケットボールをする手。
 水泳をする手。
 勉強する手。
 ごはんを食べる手。
 ゲームをする手。
T いろんな手が出てきましたね。では、みんなも今黒板に書いていったように、自分の手でできること、好きなこと、したいことを書いていきましょう。ワークシートの一行に一つの手ですよ。では、始めましょう。
T では、このようにいろんな手を並べて行くと詩ができます。それで、この詩を締めくくる最後の手を書きますが、ここが大事なところですよ! 何でも、最後をどうするかで、心に花が咲きます。 ですから、この手の詩の最後は、とっておきの手、最高の手、世界に一つしかない一番素晴らしい手を書きます。
 例えば、2年生のある男の子はこんな手を書きました。
 「家族を○○○手」(板書)
 なんて書いたと思いますか?
C 家族を守る手。
T うーん、その通り! すごくかっこいいね。最高の手だね。じゃあ、みんなもこんな素晴らしい最高の手を最後に書きましょう。

 子どもたちが書いた最後の手はこんな手でした。命を守る手。世界を守る手。友だちにやさしくする手。あくしゅをする手。世界に一つだけの手等。

   わたしのがんばる手  3年N・K
  がっそうをする手
  物をもつ手
  なわとびをする手
  そうじをする手
  てつぼうをする手
  絵をかく手
  つなひきをする手
  歯みがきをする手
  顔をあらう手
  水をのむ手
  じゅんびをする手
  本を読む手
  そして
  友だちとなかよくする手

 綺麗に色画用紙に書いて、手形を押し教室に飾りました。参観日にお家の人が見る目も輝いていま した。
(大津市立小野小)