▼2月の例会(第396回)の提案は海東さん(マキノ南小)。研究教材「すじ道を立てて話そう」(光村3年)

▼教材は、「小学生に人気のあるスポーツ」の資料の見方。資料から分かったことを話している子の 挿絵と話し言葉、発表メモという構成である。教科書という条件の中で話すことの教材は、説明や話 した原稿がかなりのスペースを占める。当然、授業においても、書く、読む活動が多くなる。海東さ んの実践は、教科書を活用して、話す力を育てることに力を注いだものでああった。

▼成果や課題について次の観点で協議を深めた。
(1) 単元の目標と授業について
 育てたい力は明確で分かりやすい。しかし、目標としている内容を子どもが理解して学習していく ための手立てを開発する必要性について授業記録で考えあった。資料の提示(準備)も周到であった。
(2) 教材の活用について
 話し方の例として提示している文章を読解でなく、話す姿に置き換えて読めるための発問に工夫が 見られ、話す学習であることが位置づいた授業であった。教材との出会わせ方に工夫が見られた。
(3) めあてと振り返りの一体化
 授業ごとに、振り返りを書かせ、変容を記録にした実践であった。課題について取り組みの様子がよく分かった。

▼巻頭には、松上孝氏から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)