![]() ▼高野さんは「自らの力を発揮し、互いに認め合い高め合う子どもの育成」という研究主題のもと、「聴き合うことや伝え合うことを意識した授業づくりや学習課題の設定を行えば、子ども達の学びをより深めていけるであろう」という仮説のもと授業を実践した。 ▼教材「わたしはおねえさん」は、すみれちゃんが、妹のいたずらを通してひと回り大きく成長する姿がよく分かるお話である。主人公は2年生であり、自分と比べて読むと楽しさが広がる。 ▼研究協議では、次のような授業の展開について考えた。 (1) 感想の持たせ方を指導するために、書きぶりや場面の違いを表すように、子どもの書いた感想を複数のタイプに分けて提示した。 (2) ペア学習のはじめに、何を話題にするか、どのように話を進めるか、内容の面白さを引き出す方法を、教師がモデルになって示し、学習の仕方を学ばせた。 (3) あらすじの書かせ方として、内容の理解を確かにするための話し合いした。 (4) 学習内容のまとめをするために書き出しを与えて、書く意欲を掘り下げた。 ▼巻頭には、奥田恵子先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司) |