▼12月例会(第394回)は、「第19回『新しい国語実践』の研究会・新潟大会」(会長須田実・会場NASAPAニューオータニ)に参加した。研究主題は「心が通い言葉が響き合う国語教室の創造」で、全国の実践者が研究交流を行った。アクティブ・ラーニングをキーワードにした次の学習指導要領の動きなども話題になり、新しい時代に向かって国語教育の在り方について活発な研究協議が行われた。

▼弓削さんが(京都女子大附属小)が「ノートを用いた読みと感想を交流し合う活動」について実践を発表した。  発表内容は、「読んで考えたことを書こう」(どうぶつ園のじゅうい・光村2年)という活動目標を設定し、友だちとともに確かな読みを作り出す子どもを育てることを目標にした実践である。説明文を読んで感想を書く学習ははじめてという子どもの実態を大切にして、順序や事柄にかかわる言葉を使ってノートにまとめるという学習活動を設定した。ペア同士で、まとめる、意見を書くという学習形態を通し「読んで感想や意見を書く力」育てた発表は高い評価を得た。

▼「さざなみ国語教室」からは、森さん(滋賀県教育会)が分科会助言者、箕浦さん(神照小)が分科会司会者、吉永が全体会で分科会のまとめを行った。

▼巻頭には、田中賢一郎先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)