▼8月例会(第390回)は箕浦さん(北郷里小)。教材は「大造じいさんとがん」。

▼教科書のめあては、前半と後半に分けてみる。すなわち、「すぐれた表現を味わいながら読み」、「自分なりの考えや思いを持とう」である。具体的な学習活動は「朗読」。ふさわしい言語活動を通して、言葉の力を高める授業をデザインするとき、目標の構造を指導者として明確にしておくことが必要になる。そして、学級の子どもたちの読みの力の実態を踏まえた確かな指導をしたい。

▼この担任としての二重の思いを国語の授業につなげたい、と考えを出し合った。
(1) 読みの実態を漠然とでなく、教材文の即してとらえ直す必要がある。〜「だれ」は、「どのように」読み取っているか〜
(2) ねらいを絞る必要がある。〜「だれ」に、「どのような」読む力がつけばよいか〜
(3) 学習活動の利点を生かす工夫が大切である。〜グループ、全体交流のそれぞれの長所を生かす〜
(4) 学習の振り返りの場を設ける。〜全体、個々の児童に対する複眼的な評価する〜

▼学習記録を丁寧に残し、分析・検討することで、授業改善の視点も見えてくることを確認し合い、次の実践提案を期待することにした。

▼巻頭には、間中千恵子先生から玉稿を頂きました。深謝。 (森 邦博)