▼3月例会(第385回)の提案者は北島さん(志津小)。6年生を担任し、国語科の「聞くこと話すこと」「読むこと」の領域の学習を全学級(4学級)担当していると言う。その3学期丸ごとの授業計画とその1時間1時間の授業の実際についての提案である。

▼授業には教師の指導の願いがある。また一方には、子どもの学力の実態がある。両視点をつなぎ、個々の児童と同時に学級全体を学び手として育てようと、3学期計画を練っている。学校現場に即した授業実践の1つの典型として捉えることができるだろう。

▼協議では、
・1、2学期までの学習経験、既有知識・技能の実態のステップアップを図ることが大切だ。
・全担任が授業構想を共有する場を持つことが大切。授業を公開して話し合う場も持ちたい。
・教科書単元での指導目標との関連にも配慮したい。
・授業実践を通じて、子どもたちはどのように変わっていったかを具体的に記録に残したい。
等の意見交流があった。

▼各学校で教育計画を立てる時、子どもの実態(学力だけでなく地域・家庭生活の実態)と、これまでの学校としての指導実践の評価を踏まえたものであることが大切となる。

▼巻頭には正木幸代先生より玉稿を頂きました。掲載が遅くなってしまいました。深謝。(森 邦博)