おきしま作文教室 2
三 上 昌 男

 全校的な作文学習の機会を月1回持っている。今回は、1月・2月の実践を紹介したい。

◇わたしの俳句日記
 冬休み、年末からお正月は、子どもたちにとって楽しみな時期である。それぞれに思い出がたくさんできたことと思われる。また、3学期が始まり、毎日の生活で「冬」を感じることが多い。冬の体験を冬の季節の言葉を使った短い日記文に書き、その日記をもとに冬の季語を1つ使った俳句を作ってみることとした。題して「わたしの俳句日記」である。
 まず、冬の季語について学習し、子どもの俳句例を紹介した。その後、自分が使ってみたい季語を決めて、日記を書くことから俳句作りへと進めていった。

【3年生】
 一月十日、はじめて雪がつもりました。休み時間にみんなで雪がっせんをしました。当てようとしてねらっていたら、だれかに当てられて雪玉を落としました。
 雪がっせん当てようとして当てられた
【5年生】
 冬休み、家族で西の湖マラソンをしました。私は寒くて乗り気でなかったけど、「終わったら、ピザを食べられるよ。」と言われたので走りました。ピザは、とてもおいしかったです。
 冬の朝ピザにつられて走ります
【6年生】
 年末、おばあちゃんの家でゲームをしていたら、お母さんが、「みんなで鏡もち作るで。」と、私たちを呼ました。
 鏡もちみんなで作ろう母の声

◇「沖島ふるさと学習かるた」を作ろう
 生活科や総合的な学習で、ふるさと「沖島」について調べ、わかったことをまとめた。そして、2月18日、「ふるさと学習発表会」で、その成果を保護者や地域の方を招いて発表した。  ふるさと学習で調べてわかったことを五・七・五に表し、「沖島ふるさと学習かるた」を作ることに取り組んだ。
 全体として五十音を完成することは目指さず、同じ文字から始まるかるたがいくつあってもいいことにした。

【漁業について調べた5年生】
  ビワマス漁 夜中の二時に でています
  エビかごに スジエビたくさん 大漁だ
【沖島探検をした2年生】
  千円畑 やさいがいっぱい おいしそう
【いばらの葉団子を作った4年生】
  いばらの葉 乾燥させて 保管する
(近江八幡市立沖島小)