▼12月例会(第382回)は飯沼さん(菩提寺北小)が、「はたらく犬調査隊〜働く犬をリーフレットにまとめてPRしよう〜」(東書3年)を提案。働く犬のための募金を行っているお店に作成したリーフレットを置き、多くの人に呼びかけようという目的意識を持っての学習活動となる。

▼リーフレット作りを単元を貫く言語学習活動と位置づけたのは、リーフレット作りの言語活動の価 値を、伝えたい内容を文と図や表とを関係づけ、短い文で的確かつ効果的に分かりやすくまとめるという思考・判断が促され、同時に表現力の育成にもつながる学習成立に有効であると考えたもの。
 教科書の「もうどう犬の訓練」は、大事な言葉や文を見つけて読み取り、内容を短くまとめる方法 を学ぶための教材との位置づけ。並行読書している働く犬の本をまとめる時、その学びを「活用」す るという構想である。

▼授業の実際では、リーフレットは実際にお店に置かせていただけるということで、分かりやすい図 にしようと丁寧に描く姿や、まとめの文章を読み直して順序や組み立て、表記の間違いの確認を進ん でやる姿、幼い子にも読めるようにとルビ振る姿などが見られたとの報告があった。

▼巻頭には林哲弘先生から玉稿を頂きました。深謝。(森 邦博)