![]() ▼教室で授業をしている時の多くは、聞く活動である。先生の指示、友だちの話など、授業の9割以上は音に囲まれている。その一つ一つを耳が受け入れていたとしたら混乱を招く。何かの基準で選択をしているのだろうか。 ▼遊びの時でも、自分を否定される言葉を耳にすると敏感に反応する子がいる。低学年の子が「そのくらいのボールが受けられないの」と言われたとして手を出す。「逃げるのへた」と言われて、腹を立てる。その子は、家庭で否定的な言葉を使われていることが多い。特に、父親が否定的な言葉を使われることが多く、敏感になっているのだろうか。 ▼耳が聴きたいことが快い響きがある言葉であること。会話も明るさを聞きたがる耳にしておくことが大事だということだろう。ただし、これは、勝手な思い込みだが。(吉永幸司) |