▼9月例会(第379回)は2つの教材研究。教材は「サーカスのライオン(東書3年)」(藤井隆一さん提案・治田小)「もうどう犬の訓練(東書3年)」(飯沼俊雄さん提案・菩提寺北小)。

▼「サーカスのライオン」では、「物語の中心となる人物の気持ちの変化を考えながら読む」ことが目標。人物の気持ちの変化をもとに教材を読み解く。最初のライオンのじんざは、「一日じゅうねむっていた」「おじさんがよそ見をしているのに、じんざは、三回、四回とくりかしたていた」など。大きく変わるところは、男の子のアパートのあたりが、ぼうっと赤いのを見てから。変化や気持ちを考える教材の視点を見つけながらが授業づくりまで広げ教材を読みあった。

▼「もうどう犬の訓練」では、だいじな言葉や文を見つけながらよみとりましょう、書かれている内容を読み取りながら読むことが学習目標である。「学習の手引き」では、要点についての解説、働く犬を調べる読書への導きがある。33文・13段落の文章である。盲導犬説明から訓練の内容へ分かりやすく書いている。訓練が1才になる時から始まることや最初は人間の言うことに従う訓練。大事な言葉、要点など説明文の読み方の指導について授業構成と重ねて考えあった。

▼巻頭には、合田厚氏から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)