▼12月(370回)例会は、第17回「『新しい国語実践』の研究会(千葉大会)」(須田実代表・ホテルポートプラザちば)。研究協議主題は「思考力・判断力・表現力を高める言語活動の充実と評価―評価規準と評価の実際―」であった。

▼「さざなみ国語教室」からは、弓削さんが「書くこと」の分科会で提案者を、森が「読むこと」の分科会で助言者をそれぞれ担当した。

▼全体会のパネルディスカッションでは、寺井正憲(千葉大教授)をコーディネーターに、松野洋人(山梨学院短大教授)貴戸紀彦(札幌北光小校長)河合冬樹(船橋市教委指導主事)(敬称略)が登壇。
「子どもに『今何の勉強をしていますか』と尋ねたらどう答えますか?子どもが『ごんぎつねです』と答えてそれでよいのですか?」
「一人ひとりの居場所のある教室で、確かに言葉の力がついている実感のある国語授業こそが大切」
「各学校では、借り物でない評価計画が作成され、そして授業の中で活用されているのか」
「評価は何のために?」「評価を通じて学習意欲を高めること、評価で学習が完結するのではなく次の授業にどうつながるのかを実践の課題にすべき」
と評価の充実という視点から国語科の授業改善上の問題点や課題が展開された。

▼第18回大会は、今年7月28日、29日に北海道で開催される。再会を約束し合って散開となった。(森 邦博)