▼3月例会(第360回)の提案は中嶋さん(河瀬小)、高野さん(仰木の里東小)。

▼中嶋さんは「学び合いつながり合う書写の学習」(紙上提案)。書写の指導のこつについて学年ごとに示された。例えば、3年生の毛筆書写はじめでは、準備の仕方、姿勢、水を使って筆の扱い方などきめ細かい。子どもの力が育った事例を学び合った

▼高野さんは「新しい教育課程元年の終わりに」をテーマに初任者研修拠点校指導員の1年と新任教員の指導について、具体的な指導法を織り込みながら提案。授業改善のポイントや授業のアイデアも豊富に盛り込んだ提案だったので演習も行った。学習活動はしりとり。実際にプリントをもとにして経験をしてみると、言葉の選び方、語彙の増やし方、想像と言葉、辞典の使い方など幅広い学習成果が期待できる学習活動であった。

▼1年のまとめの月なので、会員の1年を振り返った。校内研究の成果や個人研究など幅広く情報を交換し意見や感想を述べ合った。

▼さざなみ句会高点句。幼さを残して凛と卒業す(北島) 膝だけを布団に入れる春炬燵(高野) ポケットに手を入れながら春探し(海東) 空き部屋となりし子の間に雛飾り(西村) 水音の細きがのどか山の宿(吉永)

▼巻頭には、笠原登先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)