▼8月例会(第354回)の提案は北島さん(志津小)。研究テーマは「豊かな言葉が身につく教室づくり」。

▼子どもの言語生活の実態は、適切な言葉遣いができていないと自己評価をする子が目立つことである。そのために言葉の知識を増やすとともに、言葉を大事にする子に育てたいという計画を立てた。特に、授業作りのポイントとして、(1)言葉について新しい発見があったか、(2)言葉について調べることができた、(3)調べたことをもとに辞典づくりの原稿を書く、というように考え授業プランを考えた。

▼具体的な方法として、次のような観点で言葉について考えさせるといいのではないかということを話題にして協議を深めた。
 ○季節を表す言葉を集める。
 ○気持ちを表す言葉を集める。
 ○格言や生き方を応援するような名言を集める。
 ○学習用語を集める。
など観点を決めて集める方法を指導し、言葉の辞典を作る活動について智恵を出し合った。

▼さざなみ句会高点句。すり減った草履が並ぶ地蔵盆(海東) 短冊をはみ出す願い星祭(北島) 方言の音頭懐かし夏祭り(森) せせらぎの空気も止まる糸蜻蛉(岡嶋) 宿題の真白きノート鰯雲(好光) しつけ糸残したままに浴衣の子(吉永)

▼巻頭には、山本瑞穂先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)