▼4月例会(第350回)の提案は高野さん。「新しい教育課程元年に」として、新任者研修拠点校指導員の授業「自己紹介について」の実践。

▼単元名「自己紹介をしよう」。目標「自分を一番アピールできる言葉(内容)を考え、ベスト3を発表して交流することができる」の授業。早口言葉、ワークシートを活用して表現することの方法を習得させる手堅く確かな内容で初任者には貴重な指導授業であった。

▼平成23年度の研究を「楽しい授業・力がつく・一人一人」をキーワードにしていくことにした。学習指導要領の全面実施、思考力・判断力・表現力を国語の授業で実現する筋道を付けていくのを課題にしたいという考えが背景にある。「楽しい授業」の方向は国語を学ぶことが楽しいことであるのは当然である。それは、考える楽しさであり、言葉と出会う楽しさであり、習得した言葉を使って表現する楽しさであり学力が身につくという筋道である。

▼さざなみ句会高点句。間延びする猫のテノール水温む(岡嶋) 入学式わが子に合わせて返事する(杉澤) 春の草石の隙間に生きんとす(伊庭) ほほえむとほほえみ返す初桜(弓削) 走るほど笑顔でまわる風車(北島) 万愚節師の名と出会う異動記事(吉永)

▼巻頭には、宮田哲郎先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)