▼1月例会(第347回)の提案は三上さん(桐原東小)。研究主題「言語活動の充実について」をもとに指導要領の教育課程編成の方針、指導計画の作成に当たって配慮すべき事項、各教科等における言語活動の充実の意義、思考力・判断力・表現力の育成と言語活動の充実をまとめた。事例として、「古文を声を出して読む(竹取物語)」で内容を深めた。

▼提案をもとに話し合いを行い、次のことについて考えた。
○伝統的な言語文化としての古文や漢文、近代以降の文語調の文章の指導について。音読や暗唱を通して育てるものについて。
○古文の響きやリズムに関心を持ち味わうということと内容の大体を把握することとの関連性について授業の指導方法について。
○国語授業では話し合いに多くの時間をかける。話し合い活動で留意するべきことと話し合い活動で育つということ。特に、声の大きさや話し方の方法や活用の仕方を含めた指導方法と効果。

▼さざなみ句会高点句。万事初を冠して年始め(川那部) いつまでも次女のままなり成人の日(西村) 冬帽子耳までくるむ母の愛(森) 物差しの長さが足りず今朝の雪(常諾) 波に乗り波に従う鴨の陣(三上) 餅入りの粥の熱さや生活科(吉永)

▼巻頭には、青木千波先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)