▼11月例会(第345回)は北島さん(志津小)と伊庭さん(堅田小)が提案。

▼北島さんは、6年生の国語科の「学習の精選」をめざした提案。「精選」の観点として次の4つを提案。
(1) つけておきたい読む力の具体化。
(2) ねらいを絞り込む。
(3) 単元の学習で、どのような力がついたのかを振り返る場を持つ。
(4) 発展読書に広げる。
 「言葉の意味を追って」(東書6下)では、「学習課題と学習の手順を書く」ことで本時につける力を自覚させ、個別学習A→ペア交流→個別学習B→学習の振り返りという過程で実践。交流後には個別学習Aに書き加える時間、終末には学習を振り返る時間を設定した。
 研究協議では、次のことが話題になった。
○「精選の4観点」は、6年の国語科だけでなくすべての学年で見直す時にも大切
○6年生であれば、児童自身にも学習の見通しを持たせたい

▼伊庭さんは、参観した授業を@教師の指示・発問、A児童の反応、B考察に分けて記録して授業を再現。授業の事実は@Aだが、Bで@Aの意味や効果をどれだけ的確に書き込めるかは、実践者として力量を問い返されていると、改めて感じた。

▼さざなみ句会高点句。新米が何より馳走と塩むすび(西村) 菊日和温もりを知る車椅子(吉永)

▼巻頭には佐藤洋一先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)