▼6月例会(第340回)の提案は蜂屋さん(笠縫東小)。研究教材は「たんぽぽ」(東書2年)。

▼研究主題は「順序を読みとる〜紙芝居で伝えよう」。説明文「たんぽぽ」の大事な事柄をみつけ、順序を考えるということが、主な指導内容である。教材は、たんぽぽの生命力や花の仕組み、そして、綿毛の飛び方など、多くの情報を織り込んでいるので、珍しいことや知らないとに子どもは興味を持つ。その興味を話題の興味から文章の仕組みや言葉について考えることに向かせるのが授業である。また、順序を表す言葉を見つけ、その言葉を使う場として紙芝居の活動を生かすという授業構想である。指導で大事にしたのは次のことである。
○書いている事柄を読み分けるために、部位を説明している文や語に線を引きながら読む。
○紙芝居に必要な言葉や事柄を考え必要な文を書く。

▼さざなみ句会高点句。遠雷が道行く人のネジを巻く(高野) 釣り人も縄張りありて鮎の川(伊庭)  紫陽花と競うパステル傘の波(川那部) 蛍舞う我が庭先の小宇宙(箕浦) 蝸牛今日の出番はなかりけり(常諾) 薔薇二輪ワイングラスの飾りとす(森) 梅雨空や傘の出し入れ思案顔(西村) 遠足の子を改札口が吸い尽くす(吉永)

▼巻頭には奥平朋子先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)