▼5月例会(第339回)の提案は藤井さん(治田小)。研究教材は「かさこじぞう」(東書)。問題解決学習の展開について。

▼めざす問題解決学習として、知識を獲得するというのは子どもの心の枠組みを変えることであると位置づけた。場面ごとに問題を作り、解決していくという学習方法を取り入れ、全員参加の学習形態のもと、話し合いや深め合いを主として授業を展開した。特に、教師の説明を主とする授業と子どもが課題を持って考える授業の特徴について考えを深め合った。学習成果を次のようにまとめた。
○問題に対する答えを持つ。答えをグループで確かめることで、読み方、考え方を習得する。
○昔話のおもしろさを見つける。
 協議は、教材の読み方と授業、子どもの実態と教師の指導について深め合った。

▼後半は、「たんぽぽ」(東書2年)の教材研究と授業構想(蜂屋さん提案)と「青い空をいつまでも」(関根栄一)の音読指導(海東さん提案)をもとに話し合いを深めた。

▼さざなみ句会高点句。虫喰いの芯まで甘く新キャベツ(西村) 花菖蒲その切っ先の向かう空(廣瀬) チョッキ着た犬の散歩や風薫る(高野) 故郷に井戸ある暮らし風薫る(吉永)

▼巻頭には浅原孝子氏から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)