▼3月例会(第337回)の提案者は西村さん(城南小)。研究教材「海の命」(光村6年)

▼研究主題「国語学習でつける基礎力とは」。日頃、学習指導で大事にしてきたこと、繰り返してきとことは次のことである。
○「読む」学習準備をする。(必要に応じて辞典を使う)
○気になる表現に傍線を引く。(言葉を吟味する)
○付箋を貼って考えを書き込む。(自分の内部で会話する)
○学習ノートに考えをまとめる。(付箋等を見直し話せるように考えを書く)

▼教材「海の命」では、「海のめぐみ ・ 千びきに一ぴき ・ 海にかえりましたか ・ おとうここにおられたのですか」をキーワードに、一人学習で読みを深めた。授業では、自分の考えをまとめて発表をするという形式であった。一人一人が、幅広く、深く太一やクエについて考えを述べ深め合うものであった。完成度が高く深まりがある発表が多かった。

▼さざなみ句会高点句。部屋中の空気まで入れ雛納め(西村) 明日からは他人の机弥生尽(常諾) 評判の蕎麦屋に名士の色紙あり(中嶋) 終点は杏の香り縄電車(好光) 腕白も正しき姿卒業歌(北島) 筆の花どんな抱負を記そうか(高野) 常のごと兎に餌やる卒業子(吉永)

▼巻頭には、光成直美先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)