▼2月例会(第336回)は第23回「新しい国語の授業」研究会(草津市まちづくりセンター)を開催。実践提案は蜂屋さん(笠縫東小)、記念講演は常諾さん(中主小)、講話を吉永が行った。司会は川那部さん(附属小)、助言は北島さん(志津小)。研究主題「子どもの言葉の基礎力を育てる視点」のもとに授業改善の方向を明らかにすることを目的にした研究会であった。

▼蜂屋さんは「読むと書く」の関連をもとにして、表現技術を高める指導の在り方について授業記録をもとに提案をした。説明文「ウミガメのはまを守る」(東書5年)を読み、そこで得た問題意識を契機に環境問題へ視点の広げ、総合的な学習の時間に得た体験を、説明文の形式を真似て表現するという「読むと書く」の関連の大事さを提案した。提案を受けて、説明文と報告文の違い、指導計画の在り方、評価の観点などを議論した。教材の構成として、ポスターや新聞を作るという活動になっているので、「読むと書く」の関連が見えにくいところを課題として協議を深めた。

▼講演の演題は「これからの読書指導」、常諾さんが永年の読書指導で培われた豊富な体験をもとに読書指導の本質や方法、さらに読み聞かせやブックトークの手本を示して下さった。今号の巻頭も担当した。(吉永幸司)