▼1月例会(第335回)の提案は高野さん(仰木の里東小)、北島さん(志津小)。

▼高野さんは「教師力の向上をめざして」という主題で初任者研修拠点校指導員としての実践報告。研修内容、研修計画、示範授業などきめ細かな指導の実際をもとに教師教育について研究を広げた。

▼北島さんは「学習の自立」を主題に6年3学期の指導をどう実践したのかについて報告をした。教材は「海のいのち」(6年光村・東書)。育てるべき力を次のように設定をした。
○自学する時間数を決め、自ら課題をもち、考えを深める。
○課題を解決をした過程と成果を300字でまとめる。
自学する力を育てるために、学習の手引きを充実させたりノートを工夫させたりしながら自立の方向を探るという実践であった。

▼研究会の後半は「海のいのち」の教材研究について話し合った。表現の細部をめぐって、主人公の生き方や主題を議論した。

▼さざなみ句会高点句。子らの字が天かけのぼるどんど焼き(蜂屋) 雪兎命吹き込む幼き手(谷口) 幕末に竜馬も指した冬オリオン(杉澤) まっすぐに足跡だけの今朝の雪(常諾) 寒参り清めの水を省きけり(森) たかが独楽されど独楽なり子の自立(吉永)

▼巻頭には野崎仁美氏から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)