▼7月例会(第317回)は第20回「新しい国語の授業」研究会(会場:アープしが)を開催した。研究テーマ「生きる言語力を育てる国語の授業

▼実践研究発表は谷口恵理さん(佐和山小)。「書く力をつけるために」。学習活動は「ガイドブックをつくる」。学習内容は、自分が訪れた場所について、読む人のために必要な要素と効果的な書き方を考えて、ガイドブックを作って交流れするというもの。目指す子ども像を「思考力」「表現力」の両面から具体化した緻密なもの。指導計画を「概念化・具体化・一般化」と児童に分かりやすい方向で設定した。できあがったガイドブックの効果も大きかったという報告であった。

▼模擬授業は「語彙力を育てる授業のアイデア」というテーマで吉永が行った。語彙を、@生活語彙、A学習語彙、B辞書語彙に分け、授業でどのように育てるかを提案した。内容は次の5つに亘った。
・1年生の漢字を使いこなす
・言葉遊びアイデア
・ことわざ・格言
・読むことの授業で(物語)
・説明文の授業で(ありの行列)

▼講演は斉藤洋さん(児童文学作家・亜細亜大学教授)。演題は「物語のたて糸よこ糸」。作品を生みだす背景を話して下さった。

▼巻頭には、森山勇先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)