スピーチを聞いて、コメントを書こう
蜂 屋 正 雄
「伝え合おう、5年生でがんばりたいこと」(東書5年)では、高学年になっての意気込みを、@組み立てを工夫して話す、A友だちの思いを知るよさに気付く、という2点を目標に計画を立てた。 1、題を決める 5年生になって「やるぞ」と思っていること、新しく取り組んでいることを3つ以上書かせ、いくつか出た中で、一番書きたいことを選ばせた。 2、スピーチ原稿の書き方 これまでの書くことの学習を振り返り、段落を3つ以上作ることを条件にして、原稿を書かせた。 @はじめ「今から何について話すかが分かるように書く」 A中 「なぜかというとなど、がんばりたい理由を書く」 B終わり「これからがんばることを書く」 3、スピーチ原稿を読み合う まず、教師が一人ひとりの原稿を読んで、感想やアドバイス、質問などを書き、本人が手直ししたものを班の4人で読み合い、同じように感想やアドバイス、質問などを書き合って、発表用の原稿を仕上げた。子ども達は、自分の原稿を作ると共に、友だちのアドバイスや友だちの原稿を読むことによって自分の原稿に修正を加えていった。 4、スピーチを聞き、コメントカードを書く コメントのポイントは「感想」「質問」でもよいが基本的に「相手のためになる言葉」を書いて伝えることを大前提とした。相手のためになる言葉とは「アドバイス」や「良かったところ」と伝えた。 発表当日は、2度目の授業参観でもあり、子ども達は緊張しながらも今年度の決意を保護者の方にも聞いてもらった。また、保護者の方にもコメントカードを書いていただき、子ども達のノートに大切に綴じられている。 コメントカードをもらった子ども達は、 「スピーチで良かったところと残念だったところがだいたい分かったように思います。」 「うれしかった、自分が言った文章がみんなに伝わったんだなと思いました。」 「次には、アドバイスしてもらったところもできるようになりたいです。」 などの感想を持った。 お互いに「コメント」を書き合い、評価し合って自分の文章に生かすという活動をこれからも続けていきたいと思う。 (草津市笠縫東小)
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