▼4月例会(第314回)は平成20年度の計画を立てた。提案についての役割も決定。

▼今年度は「授業改善」を課題にして、「国語の授業ってなんだろう」を問い続けることにした。国語の授業は学習活動があまりにも日常的なので量を知ることが難しい。また、誰もが使っている言葉を対象にしているので、育てるべき能力が見えにくい。そのため、学習成果がはっきりしない。また、奥の深さからどこまでも求め続けないと定着しない面がある。授業改善を視点にどのように言葉と向かい合うかを考えてみたい。

▼実践交流会では、言葉の教育と教室の日常を考えてみた。子どもが集団になじめなかったり、学習に真剣に取り組めなかったりしたときどうするかということを話題に、言葉の力との関係についても考えた。また、挨拶や返事などについても実践を交流した。更に新学年の取り組みから、今年度の重点にしていることなどを話し合い、確かな実践の方向を探った。

▼さざなみ句会高点句。駅長の指す指の先菜種春(中嶋) 列作る一年生と葱坊主(森) 遠くから萌える緑が歩み来る(蜂屋) 思い出も現在形ですみれ草(北島) タンポポの残る教室一年生(常諾) 希望という言葉降らせる花の宴(好光) 遠足の新任教師声太し(吉永)

▼巻頭には、山田利恵子先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)