▼1月例会(第311回)の提案は北島さん(志津小)。主題は「読書指導を全校で高めるために」であった。「すべての学習の基本は読書と日記にある。自分の力で本を読み、どんな題材でも日記を書くことができるようになれば、基本的な学力は大丈夫だと考える」という持論のもとに、全校で取組む読書指導について提案をした。考えの根底には、読書の意義、読書のねらい、読書指導の問題点、学校図書館の整備など文献研究も幅広くおこなった。

▼取り組みの柱として、@読書指導の大切さについて共通理解をする、A国語科を中心に、読書指導の実践を行う、B読書指導の年間計画を作成する、C「朝の学習」の活用をはかるなど具体的な方策について緻密に構成したものであった。

▼協議会では、読書指導が形式化している実態や、何を読ませるかという本の選択等を話題にし内容を深めた。読書の関心を高める読み聞かせなど幅広く話し合った。

▼さざなみ句会高点句。書き初めの墨の香満つる広間かな(三上) 重き水重き水車の冬軋む(好光) かるた取り目立たぬように深呼吸(西村) 冬の駅ホームに流れる国なまり(中嶋) 山茶花の花びら一枚日記帳(池崎) 争奪戦福も逃げそな福袋(海東) 凩が足あるように缶を蹴る(吉永)

▼巻頭には、田井康雄先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)