▼12月例会(第310回)は第12回「新しい国語実践」の研究会山口大会(代表須田実、湯田温泉・ホテルニュータナカ)に参加。

▼研究主題は「言葉でつながり合う国語教室の創造」で子ども、教師、教材の論理をどのように響き合わせるかについて研究協議で内容を深めた。講演は田中孝一(文科省初中教育局主任視学官)が「教育課程の考え方とその内容」について。パネルデイスカッションは「今、国語の授業の何をどう改善すべきか」をテーマにした。パネリストとして、須田実(代表)、河野庸介(群馬大)、吉永幸司(京都女子大)、松野洋人(山梨学院大)、コーデイネーターは長崎伸仁(創価学大)で授業の課題について討論をし、内容を深めた。PISA型読解力や学力調査に関わって。

▼「書くこと」の分科会で蜂屋さん(笠縫東小)が提案した。提案内容は、@自分の思いを言葉で表現できる子ども、A自分の思いを的確に表現できる力を育てる書く活動についてであった。学習の過程を「的確な表現を自覚させる段階・場や状況に応じて的確に表現する段階・自分の思いを的確に表現する段階」と段階を意識して書かせることで効果があると提案をした。書くことで相手の意見を理解し、自分の考えを伝えることの大事さについて提案で内容を深めた。

▼巻頭には、野呂昶先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)