▼9月例会(第307回)は「実践的高度指導力育成セミナー in 京都女子大学」に参加した。このセミナーは、教員養成にかかる専門職大学院(教職大学院)構想の「資質の高い教員養成推進プログラム」(教員養成GP)事業として開催されたものである。大学院生や現職の教員を交えて開かれた。

▼テーマは「魅力ある授業づくりの実践と課題」で、次の内容で行われた。
○基調提案は高野靖人さん(仰木の里小)が、魅力ある授業の考え方を示した。
○基調提案について蜂屋正雄さん(笠縫東小)が、書くことについて実践を報告した。
○講演は演題「魅力ある授業づくり」で笠原登先生(日本国語教育学会理事)が、授業実践についての考え方や子どもの育て方を示された。

▼スピーチを育てる方法のひとつとして、@テーマを与える、Aテーマから思いつくことをひとつ書く、Bその言葉について質問したいことを見つける、C相手を決めて質問をする、D教師の話をする、という具体的な方法を提示され、参加者は実践意欲高めた。また、見えるものより見えないものに着目することが言語力という考えなど魅力ある授業の方向を示された。

▼巻頭には水口となみ氏から秀句をいただきました。深謝。(吉永幸司)