▼4月例会(第302回)の提案は高野さん(仰木の里小)。「2年目の飛躍をめざしてー初任者拠点校指導員として」という内容。初任者指導の体験を理論と実践から考察した。

▼今年度の研究課題は原点に戻って「国語の授業」について。誰もが授業が大事というが、大事なことは何であるのかを明らかにする必要があるのではないかという問題意識から設定をした。

▼研究会の後半は4月の実践交流をした。今年度、行政関係や管理職、教務の仕事を受け持つことになり、授業を直接語るということが少なくなりそうな実態であるが。どの立場や役割にいても子どもと授業という原点を大事にした研究会の初志を確認した。

▼紙上提案。「地域とともに生きる子どもたちのために」(中嶋さん・河瀬小)は地域連携の視点で子どもの力を引き出し、理解を深める方法として地域カルタを生みだすという新しい実践を開発し成果をあげたことが主な内容であった。

▼さざなみ句会高点句。老木の瘤突き破り若芽吹く(中島) 春の雨大地もぞもぞ動き出す(伊庭) しゃぼん玉描く画用紙飛び出して(好光) 挨拶のまだ固き日や新年度(森) 春眠し写楽の顔で髭を剃る(吉永)

▼巻頭には北岸氏から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)