![]() ▼提案は次の問題意識から始まる。 「子どもたちの基本的な生活習慣が失われつつある、乱れつつあると感じる場面に出会うことが多くなった。」次のようなことは、多くの学校で見られる。 ☆朝、友だちに『おはよう』と笑顔で挨拶ができない。 ☆休み時間に友だちと遊べない。 ☆すぐに怒り出し、一度怒り出すと手に負えない。 ☆泣き出すと止まらない。 ☆指示が通らない。 このような子どもたちは、無視、拒否、いじめ、不登校、学業不振を招きやすく、成人してからの社会不適応や精神面での問題が多くなる。「人間関係能力、コミュニケーション能力を高める必要がある」という趣旨であった。 ▼協議では、人間関係能力を育てる方法について、効果と課題を考えた。また、国語力育成との関連についても話題を広げた。 ▼7月さざなみ句会高点句。老犬は臥して動かず雷雨かな(三上) 汗拭いて腰を伸ばせば入道雲(常諾) ほの明かし線香花火小宇宙(高野) 空蝉の未だ爪にある生命力(海東) コンビニで済ます支払い梅雨明ける(吉永) ▼巻頭には、久保孝先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司) |