![]() ▼多くの教育関係者と話していて共通するのは、子どもが自己中心になっていて、周りが見えていないことである。ある保育園では遊び道具を片付けることを促しても「ぼくは遊んでいないのに、どうして、お片付けをするの」と言う幼児が多くなったという。また、ある小学校では、危険な遊びを注意されて「怪我をしないのにどうして注意を受けるのですか」とか「今まで、注意を受けたことがないのに、何故、注意をするの」と言って、素直に意見が聞けない子どもがいるという。このような実態の子どもたちに言葉で考える力を育てることが急務であろう。 ▼国語力育成が教育の課題になる。「一に国語、二に国語、三、四がなくて五が国語」は藤原正彦氏の言葉である。(吉永幸司) |