▼12月例会(第286回)は、第10回「新しい国語実践」の研究会(12月26日27日・ロイヤルオークホテル)を兼ねた。

▼研究主題「言葉の力が育つ国語科の授業ー目標・指導・評価をつなぎ・みなおす」について、分科会・シンポジウムで協議し、全ての基礎となる国語力の向上について、授業の在り方について研究を深めた。講演では「義務教育改革の方向と国語科のこれから」について田中孝一先生(文部科学省初等中等局視学官)から国語科のこれからの方向をご指導を頂いた。

▼蜂屋さん(笠縫小)が「段階を追って書く力をつける一年生の指導」について研究発表をした。主語述語を意識して話をさせる段階、見たこと、聞いたことを詳しく書かせる段階など、指導の適時を見定めて指導をすることの大事さについて実践をもとに成果を発表した。言葉が増えるということは、新しい語句が増える、文章が長くなる、形が整うというように視点を明確にした指導が必要であるということも話題にし、子供の言葉を丁寧に見ることについてその大事さにふれる内容であった。

▼実行委員長は森さん(大津市教育研究所長)、事務局長は好光さん(堅田小)、「さざなみ国語教室」の全員が役員として活躍した。

▼巻頭には、宮崎勝義先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)