![]() ▼中嶋さんは書写の授業について専門的に研究を長年続け、その中で得たものをまとめて、次の観点で提案をした。 ○一時間の授業のこと(授業の前) @手本の準備。A目標を念頭に置く。 ○毛筆の授業 @学習する文字の筆順を確認する。A授業のねらいを確認し「爪書き」する。B1枚だけ書く(試書)。Cねらいに照らして作品を見つめる。Dねらいを意識して「手本を見て」2枚目を書く。Eもう一度ねらいを確認して、自己評価をしまとめ書きをする。 ○授業の後 @作品を選んで提出をする。A後かたづけをする。B評価をする。 これらの学習活動の意図や留意点をくわしく説明した後、会員に対して実技指導。 ○実技指導では次のことを強調。 ・横線の間隔が同じ広さで書けているかどうか。 ・肘が下がっていないか。 ・筆の運び方と線の美しさ等 この他硬筆指導と毛筆指導の関連についても話し合いを深めた。 ▼研究会の後半は特別支援教育を話題に教室の実態を話し合った。個を生かすということや障害について等、話題は多様であった。 ▼巻頭には、溝川孝氏から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司) |