![]() ▼指導目標「祖父母参観のお礼の手紙の書き方を知り、心をこめて手紙を書くことができる」(特に、初めの挨拶、伝えたいこと、終わりの挨拶を意識して丁寧に書く)に示したように、相手は身近な人、話題は参観日、指導内容は手紙の形式であった。 ▼指導計画は、@手紙に書く内容を整理する、A例文を参考に、手紙に書く具体的な文章を知る、B例文を参考に手紙の下書きをする、C手紙を清書する、であった。指導計画の意図は文例を生かして手紙を書くとともに、下書き、清書という方法があることを理解させるというものであった。 ▼指導の成果は次のようなものであった。@祖父母参観という身近な話題が子供に意欲を持たせた(相手意識)。A手紙の形式を知る過程で例文を参考にすることに興味を持ち、書くことへの抵抗は少なかった(文例の効果)。 ▼研究会では、文例を活用するという活動を情報を生かすと捉えることについての可能性、身近な相手に対して、手紙の形式をふまえることの是非、下書きと清書の関連について、更に2年生という発達段階における指導方法などについて話し合いを深めた。 ▼巻頭には宮本和彦先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司) |