![]() ▼最初、受付の子は「どきどきする、緊張する」と弱気になっていたが、来校者が丁寧な言葉遣いに恐縮されるのをみて、自信をもって対応する姿に変わっていった。全体のプレゼンテーションで、あらかじめ予定していたせりふをど忘れした子は、予定をしていない言葉を見つけて説明を続けた。ゴミ処理に関心がある人から、専門的な質問を受けた子は、自分が答えられることとそうでないことを区別して、説明をしたり議論をしたりしていた。それぞれの場で一人ひとりが主役を意識した発表会であった。 ▼とかく「ゆとり教育」の批判にさらされる「総合的な学習の時間」であるが、生きた場で自らの言葉がどのように働いているかを知る機会はここだと活躍する子ともたちをみて強く思った。(吉永幸司) |