▼8月例会(第270回)は、第32回国語研究集団合同研究会(会場・岐阜市グランベール岐山)に参加。本会からの提案は海東さん(青柳小)。司会は北島さん(草津第二小)。

▼海東さんの研究主題は「根拠を明らかにして自分の考えをまとめ、読みを深める学習」。従来の「読むこと」の授業で、話し合いが続かない、読みが深まらないという実態からを改善するために「一人ひとりがノートに自分の考えを書く」という活動を授業に位置づけるという方向で指導をした過程と成果を発表した。

▼ノートに書くことの成果は、
○この次は相手に自分の考えを伝えるという意識が育った。
○自分の読みをしっかり持つようになった。
○根拠を明らかにすることで課題意識が明確になった。
等、実践を裏付けに、授業の記録を発表をした。

▼海東さんの提案について、
○子どもの感想と学習課題との関連について。
○価値ある課題へ高めることの方法について。
○主題の捉え方は個人によって違いがあるが、その指導について。
等、指導の方向や方法を巡って意見が交わされた。

▼巻頭には、後藤克巳先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)