▼6月の例会(第268回)は、『第10回「新しい国語実践」の研究会滋賀大会』(平成17年12月開催予定)の準備会を須田実先生(「新しい国語実践」の研究会 代表幹事)をお招きして開催した(今後例会日に準備会の予定)。例会の提案は三上さん(近江八幡市教委)、伊庭さん(安曇小)。

▼三上さんは、「声に出して読み、覚え、暗唱する」を主題に、『おーいぽぽんた』(茨木のり子他・福音館)から詩を選び、音読の模擬授業と授業解説を行った。伊庭さんは、「楽しくデイベートをしようーそして、考える力・話す聞く力をつけよう」を提案した。学級担任でない会員は、模擬授業を行うという年度当初の申し合わせの通り、教材開発を中心にして実践への手順を提示した。

▼教材開発や授業の仕組みについて須田先生より指導を仰いだ。
○教材開発は、指導目標を明確にしないとアイデアの域を超えることができない。
○国語教育は時々流行に流されるが本質は少しも変わらない。実践と理論の両面からの研究が必要。
○ディベートのテーマについては充分な検討が必要等。

▼巻頭には、山口正男氏から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)