▼10月例会(第260回)の提案 は中嶋さん(旭森小)と岡嶋さん(佐山小)

▼中嶋さんは短作文の模擬授業。 題材「かん字を教えてあげましょうよう」「○○な(い)○○」を実際の作業を通して、指導展開のポイントを提案した。模擬授業の形式ではあったが、会員は真剣勝負の場として課題に取り組んだ。
「かん字を教えてあげましょう」は2年の子どもの作文を3年生が漢字で書けるところを見つけるというもの。「○○な(い)○○」は窓からの景色をみて、修飾語を使って表現する作文。

▼岡嶋さんの提案は、単元名「登場人物と対談しよう」(教材は「注文の多い料理店」)。研究主題「子どもの思考力やコミュニケーション能力を育み、互いに高め合う授業をめざして」。

▼物語を対談の形で再構成するという方法である。単元計画は、物語の大体を捉える、登場人物の人柄や心情を想像する、登場人物の人柄や心情が分かるように対談するという筋道で、物語の再構成が主な学習活動である。「対談」という形式が、登場人物同士の対談や子ども同士の対談というように二重の構造になっていることが議論の中心であった。思考力やコミュニケーション能力の育成との関連についても話題を広げた。

▼巻頭には、石川等先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)