![]() ▼研究の中心は「情報を作文に生かす方法の開拓」であった。伊庭さんは情報を生かすポイントとして次の三つをあげた。 ○教科書教材を一つの情報として扱い、自分の作文に生かす。 ○しおり、インタビュー、インターネットなどから多様な情報を集め、必要なものを選択する。 ○書いた作文を情報として家の人に読んでもらい、伝え合うことを意識する。 この考えから作文の実際では、相手(家の人)目的(学校の様子を分かりやすく伝える)方法(教科書の作文の工夫・辞書・情報の整理)場・状況(インターネット)評価(教師・自己・家の人)というように緻密な計画の中で実践を試みた。特に教科書作文のモデルから出た情報を、自分の作文にどのように生かすかということを課題に実践を積み上げた。 ▼研究協議では次のことが話題になった。 ○教科書の文例を情報として生かす時の問題意識の持たせ方や作文に生かす方法。 ○しおりやパンフレットという情報の活用の仕方等。 ▼巻頭には、長瀬拓也さんから玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司) |