▼3月例会(第253回)の提案は杉澤さん( 能登川西小)と三上さん(金田小)。

▼杉澤さんは、「指導と評価の一体化を図り、自己学習能力を育てる授業づくり〜読むことの指導実践を通して」を研究主題に「一つの花」(4年)の実践を提案した。
 今までの読むことの学習経験を生かしながら、自分なりの読みのテーマ、学習方法、まとめ方、発表の仕方を決めて、自力で学習し自己学習力を育てることを目標に指導を展開した。
 特に、学習過程の中で評価と指導をする内容は、目標に照らした質的・量的な達成度や学習活動ができたかどうかを評価するという立場をとった。自力で学習させる過程を設け、個々の子どもたちが学習の自立を自覚し、次の学年の学習へ自信や希望を持てるようにするための指導の方法を提案した。

▼三上さんは、「4年生の作文教室の実践」を提案した。相手や目的に応じて書く力・段落や文章のま とまりを意識して書く力・書くことを楽しみながら、意欲的に取り組む力・言葉や季節感を大事にする心などを育てるてることを目的に、短作文に取り組んだ。「季節の言葉を集めよう」「ふしぎ発見作文」「題名レンタル作文」など楽しい作文学習の仕組み方や方法を提言した。

▼巻頭には、山口治先生から玉稿をいただきました。ありがとうございました。(吉永幸司)