レイカディア俳句大会 6年生の作品
好 光 幹 雄
過日、レイカディア俳句大会が行われた。(主催 滋賀県俳句連盟・財団法人滋賀県レイカディア振興財団) 4月から学年で毎月俳句作りに取り組んできた成果が現れたのであろうか、堅田小学校の児童作品51句が入賞、入選した。(少年の部応募句総数973句) BBCびわ湖放送賞 朝顔が天までつるをのばしてる 京都新聞社賞 手花火は小さな小さな夢の花 優秀賞・選者特選 藤の花天から生える天の花 貝がらに夏の思い出聞いてみる 花の門一年生が通る道 選者入選 星祭夜空の川に花咲かす 螢狩り夜空を照らす星のよう 夏祭り店の光が夜の色 花筏夢乗せながら流れてく サッカーの試合に勝って若葉晴れ 小さき夢花火と共に今開く 若葉風大きな森に迷い込む 花の門そこをくぐれば一年生 押し入れの仲の風鈴探そうか 向日葵はただいま私とお話し中 紫陽花はお部屋のように模様変え 新芽から若葉に変わるきれいな日 海にきて海にはいらずかえる母 大連休学校のことは考えない 子どもの日父さん母さんどこいった 太陽に向日葵負けじと向かい合う つた若葉教会のまわり包んでる 手花火は一人でやるとさびしいな ホームラン天まで届け山若葉 他の句も紹介できないのが残念だが、瑞々しい感性で俳句を詠む子どもたちは、回を重ねるごとに言葉に敏感になっていく。言葉を大切にしようと、6年生5クラスで一丸となり取り組んでいることで、子どもたちは勿論、5人の教師間でも作品をめぐって楽しい会話が弾んでいる。 秋天に心の窓を開け放つ 幹雄 (滋賀県大津市立堅田小)
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