▼9月例会の提案は中嶋さん(旭森小)と森さん(中央小)。「生きる力を基盤とした確かな学力の育成」については中嶋さん。「子ども・教師・地域・家庭にとっての学校」は森さん。

▼中嶋さんは「学力向上フロンテイア事業」の指定を受けている学校の研究と実践について話題を提供。地域の人材や教育機器を発掘したり活用して「総合的な学習」などの体験的な学習を進め、主体的・創造的な学習に取り組む児童の育成をはかるための教材開発や個に応じた指導のための指導方法、指導体制の工夫改善についての研究について新しい視点を示した。地域連携を通して「言語などにより人と関わっていく力」「場面・人が変わっても自分で解決できる力」「公共の場のルール(規範意識)を身に付ける」等、社会力の育成を目指して着実な実践。

▼森さんは1学期の学校・学級の教育活動の評価のまとめを中心にして、1学期の学校経営の歩みについて話題を提供した。意欲的に実践に取り組めるようにという配慮から、豊かな資料をもとにして教師のあり方にもふれながら学校のあり方について考えることができた。後半は読書指導についてアニマシオンや読書郵便などの具体的な指導の仕方についても話題が広がった。

▼巻頭には、島恒夫先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)